アイドル現場は「弱いつながり」たり得るのか?
世界の皆さんこんばんは!
金色のお水に身を任せると、キーボード打ちがなんだか楽しくなってくることが分かりました。有益!
先日、ゲンロンカフェに行きまして、これ見てきたんですよ。これ。
19時スタート30時終わりとかいう他の追随を許さない圧倒的コスパのイベントでした。あまりのコスパの良さに、最初50人くらいいた客がイベント終了時には8人になってましたしね。
まぁ要するに、完全に頭悪いトチ狂ったイベント(良い意味でだから!エゴサしてブロックしないでくれえ~~~~)だったのですが、最初の2時間くらいはまぁまぁまともだったんですよ。
そのなかで、PIPというアイドル
「アイドルをつくるアイドル」PIP:Platonics Idol Platform
をプロデュースしてる、『アーキテクチャの生態系』
Amazon.co.jp: アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか: 濱野 智史: 本
までは学者だったはずの濱野智史さんが言ってたことが気になったのです。
あ、全然関係ないんですが、PIPの中だったらぼくはまきちゅん推しです。学歴コンプレックスとかいうツボを刺激してくるアイドル!
で、まぁ、まきちゅんにツボを刺激されて興奮してるとかしてないとかしてるとかっていう話はどうでもよくてですね。
濱野さんの話によれば、アイドル現場は「弱いつながりがたくさん生まれる場」ってことなんですが、僕、これは普通に間違ってると思うんですよ。
まず弱いつながりとはなんぞやってところなんですが、これ、ストロングタイズ/ウィークタイズの、ウィークタイズですよね。
東さんの『弱いつながり』Amazon.co.jp: 弱いつながり 検索ワードを探す旅: 東 浩紀: 本を藤沢ビッグカメラ9Fのジュンク堂で立ち読みした限りでもそうでした。
で、ストロングタイズ/ウィークタイズですが、まぁ早い話、
メンバーシップの中でのみアクセス可能、固定的で継続的、な関係性がストロングタイズ
開かれており誰にでもアクセス可能、浮動的で非継続的、な関係性がウィークタイズ
だと僕は理解しております。
アイドルの現場は、確かに、それまでの日本を支えていた強固で狭いメンバーシップ型の〈場〉と比べれば、緩やかに見えます。
が、それはあくまで相対的にストロング性が小さいという話であって、ウィークな訳では無いと思うのです。
アイドル現場の人間関係って、すっごい閉じてて固定的で、そこで行われるコミュニケーションの様式もかなり限定されてる(アイドルの話か他のヲタの噂話)のです。
つまり、同じメンツが同じ話をひたすらひたすらしてる、という関係性なのです。
無論、このような関係性自体は非常に一般的で、それ自体悪い訳では全く無いのですが、少なくとも、「ウィーク」では無いと思うんですよ明らかに。
ただ、「ウィーク」でないからといって存在意義が無いかといえばそんなことは無いと僕も思っています。
ストロングかウィークかということよりも、階層によってアクセス可能性が損なわれないような〈場〉をたくさん作っていくことによって、社会一般に、いろいろな関係性へのアクセス可能性を高めることが重要なのです。
なんか尻切れトンボ感はんぱないですが、ぼくはちょっともうねむくてねむくてしにそうなのでここまでにします。
おやすみなさい。