発達したいブログ

コンサータとかいう人類の叡智の結晶

ADHD用の薬を飲み始めた

3週間ほど前に、ついに精神科にいった。

1年以上、精神科にいって治療しよう治療しようと思っていたが、

予約が2か月後で月に1回特定の日に電話予約しかできない、みたいなADHDにできないことを要求してくるADHDのための病院が多かったこともあり、これまで一度もちゃんと診断してもらったことが実はなかった。

ADHDは、マストじゃないけど面倒なことがとことん着手できないとう症状があります。)

 

しかし、まぁ比較的残業が少なくなって精神的に余裕があったのと、ウェブ予約可能な精神科を見つけたこともあったので、予約してみた。

 

予約してから2回ほど診療を受け、「ストラテラ」というADHD用の薬を処方された。これはざっくりいうと、「やる気スイッチ」がオフになりづらくするための薬だ。

もうちょっとちゃんと説明すると、ノルアドレナリンという神経伝達物質が増えることでモチベーションが上がると考えられているが、このノルアドレナリンはいったん放出されると回収されてしまう。このノルアドレナリンの回収を薬によって邪魔することで、すぐになくなってしまうADHDのモチベーションを保つ、という理論になっている。

なお、このストラテラ、風邪薬のように即効性がある薬ではなく、徐々に効く薬だという。(医者には効くまで2週間以上はざらにかかるし、効かない人もいると説明された。)

 

で、現在、服用し始めて約3週間経過したので、感じた副作用と効能を簡単に書いておこうと思う。ちなみに、最初2週間は1日40mg(カプセル1つ)、それ以降は一日80mg服用(カプセル2つ)している。

さらにちなみに、この薬は薬価がバカ高く、カプセル一つで3割負担でも150円くらいする。つまり、2つ服用している現在、1か月で約1万円ほど定常的に出費がかさむ計算になる。

 

話がずれた。

 

まず、副作用から。副作用としては、嘔吐とかめまいとか眠気とか書いてあったのだが、実際に感じたものとしては、

  • とにかく口が渇く。

これはストラテラのよくある副作用。本当にすぐ口が渇くのでとにかく口臭に気を付けざるを得なかった。つかれた。

  • お腹があんまり減らない。

食える量は変わらないけど、食わなくてもあまり空腹を感じなくなった。体重計が家にないのでわからないけど、なんとなく痩せた気はする。

  • 80mgにしてからは飲んだ直後から1~2時間ほど胃のむかつきみたいなものが出るようになった。たぶんこれが吐き気にあたるのだろう。

 

次に、感じた効果。

  • 今まで億劫すぎてできなかったことが少しだけ出来るようになった。

例えば、出したものをすぐ片付ける、掃除をする、スケジュールを書き込む、食器を洗う、などだ。

 

以上。

 

そんなわけで、最も困っている、「とにかくミスが多い」「特に作業系で衝動的に行動してしまいリスクを考慮できない」などについてはほとんど何も変わっていない感じがする。

前者については分かると思うが、後者についてはたぶんイメージがつかないと思うので軽く解説をする。

例えば、「豚肉を切る前にサラダ用のトマトを切らないと、サラダを作るときに包丁を洗わないといけなくなる」みたいなことを考慮せずに、勢いで野菜から切り始めてしまう、などだ。結果として、包丁を二回洗うことになったり、もしくは野菜に豚の菌がついておなかを壊すことになってしまったりする。これを仕事でやるとどうなるかは想像に難くないだろう。

 

さすがにこのままでは本当にクビになりかねないので、もう少し様子を見てダメなら、ストラテラだけではなく「コンサータ」というもう一つのADHD用の薬も併用することを考えている。

 

特にオチもないのでまとめると、病院に通って薬を飲んだけど、飛んでった金と副作用に見合うほどの効能が感じられない、という話